家の階段の上り下りが大変で、2階に行けなくなったんだ。
バスのステップの乗り降りに自信がなくて、バスに乗るのが怖いのよ。
家の中の階段、玄関前の外階段、バスのステップなどなど、日常生活の中には段差がたくさんあります。
足の筋力やバランス感覚が低下してきたり、足に痛みがあると段差の上り下りが大変になってきます。
「段差の上り下りが怖くて、2階に行かなくなった」
「バスのステップの乗り降りが心配でバスに乗って出かけなくなった」
と言う話はたびたび耳にします。
この記事では、段差の上り下りが少しでも楽になる方法を解説していきます。
これでは、さっそくお読みください。
手すりを使い、一段に両足をのせる
手すりがある場合は、手すりをつかいましょう。
そして、二足一段(にそくいちだん)で上り下りすることをオススメします。
二足一段(にそくいちだん)とは
一つの段に二足(両足)を並べて乗せる という事。
二足一段での階段の上り方
①はじめの位置↓
②一段目に片足を乗せる↓
③その横(一段目)に、反対の足を乗せる
この動作の繰り返しで、階段を上っていきます。
二足一段での階段の下り方
二足一段の下り方は、同様に一段に両足を並ばせながら下りていきます。
一歩一歩ゆっくりと上り下りする感じです。
小さな子どもが、階段を上り下りする時は二足一段ですね。
一足一段とは
だんだん成長するにしたがい、大人と同じ様に、交互に一段に片足ずつ乗せて上り下りすることが出来るようになります。それを、一足一段(いっそくいちだん)といいます。
一足一段での階段の上り方
①はじめの位置↓
②一段目に、片足を乗せる↓
③二段目に、反対の足を乗せる↓
この繰り返しで上ります。これが一足一段の上り方です。
一足一段での階段の下り方
下り方は同様に、交互に一段ずつ片足をおろして下りていきます。
二足一段のほうが、時間はかかるけど、安全に上り下りすることが出来ます。
横向きに上り下りする
手すりがあり、段差面に幅があるようなら、横向きで上り下りするのも良いです。
横向きでの上り方
①手すり側を向き、手すりを持つ。↓
②先に上げたほうの足はできるだけ奥の方に乗せる。↓
③反対の残ったほうの足を、先に乗せた足の横におく。↓
横向きでの下り方
横向き下りは、同様に片足ずつ下ろしていきます。先に下ろす方の足は、段差を踏み外さないように注意が必要です。
横向き上り下りも、二足一段ですね。
どちらかの足に痛みがある場合、上りは良い方の足から、下りは痛い方の足から
どちらかの足に、痛みや筋力低下などにより動かしにくい方がある場合です。
二足一段で上り下りする時、
上りは、良い方(気にならないほう)の足からあげて上る。
下りは、動かしにくい方(気になるほう)の足から下ろす。
と良いです。
行き(上り)はヨイヨイ〜(良いほうから)♪
と私は覚えました。上りを覚えてしまえば、下りは逆ということです。
まとめ:上りは良い方の足から、二足一段でゆっくりと
ここまでをまとめます。
- 手すりを使い、一段に両足をのせる
- 横向きに上り下りする
- どちらかの足に痛みがある場合、上りは良い方の足から、下りは痛い方の足から
階段のように何段もある段差でも、バスのステップのような数段の段差でも、基本的には上り下りのやり方は同じです。
自信を持って段差を上り下りできるようになると、行動範囲が広がります。
段差の上り下りに自信がなくて諦めていた外出も、自信を持って段差を上り下りできるようになったことで再び外出できるようになった人たちもいます。
段差の上りは良い方(動かしやすいほう)の足から上りましょう。
そして時間はかかりますが、二足一段でゆっくりと確実に上り下りすることが大切です。
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