最近、足が痛くて足が上げにくいの。だから、ズボンの脱ぎ履きが大変で。
こういった悩みに対して、動作のコツを解説します。
ももの付け根などの痛みにより、足が上げにくいと日常生活にも支障が生じてきます。
立つことや歩くことなどの基本的な動きに加え、毎日行うズボンの着替えにも大変さを感じている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、足に痛みがあって足が上げにくく「一人では着替えられない」「時間がかかる」そういった人に向けて、着替えのコツをお伝えします。
この記事を読めば、足に痛みがあって足が上がりにくくても楽に着替えができるようになります。
それでは、さっそくお読みください。
着替えやすい姿勢は、椅子に座った姿勢
まず大切なのは、椅子に座って行うこと。
痛みがある中、立ってズボンを履こうとするとふらつきやすく転倒につながって危険です。
なんでもない時は立って着脱していた人も、無理せずに座って行うことをおすすめします。
普段ベッドを使用している人は、足を下におろしてベッドに腰掛ける姿勢で行っても良いですね。
着るときは、痛いほうの足からズボンに通す
- 痛いほうの足から通す ※手でズボンのウエスト部分を持ち、痛いほうの足をできるだけ動かさずに済むよう、ズボンを引き上げながら足先まで通します。
- 痛くないほうの足を通す
- 最後は立ってウエスト部分まで上げる ※ベッドに腰掛けて1・2の手順で両足を通した場合は、そのままベッドに横になり、お尻上げをしてお尻を浮かせて、ウエスト部分をひきあげても良いです。
脱ぐときは、痛くないほうの足から脱ぐ
- 立って、ウエスト部分を もも まで下げる ※ベッドで行う場合は、横になった状態でお尻上げして、もも までウエスト部分をさげます
- 座って、痛くないほうの足から抜く
- 最後に、痛いほうの足を抜く ※ズボンから手を離します。痛くないほうの足でズボンを踏んで押さえたり、痛いほうの足を極力動かさずに済むようにして足を抜きます。ズボンがひっくり返っても気にしなければすぐ脱げます。
体を前に倒しにくいときは、ズボンエイドを
ズボンエイドとは
これまで紹介してきた方法は、足先をズボンに通す動作など「体を前に倒す」必要がありました。
「体が硬い」「お腹が出ている」「腰が痛い」などの理由で体を前に倒しにくい人が、楽にズボンが履けるようになるためのお助け道具です。
作り方
- 紐1本と洗濯バサミ2個を準備する ※洗濯バサミはできるだけバネの力が強くてしっかり止められるものが良いです
- 紐の両先端にそれぞれ洗濯バサミを1個ずつ結ぶ
洗濯バサミの代わりに、目玉クリップもしっかり止められるのでいいですね!!
使い方
- ズボンの両脇(腰骨にあたる場所)にズボンエイドの洗濯バサミをつける
- 紐を持って、ズボンを足の前に伸ばして置く ※伸ばして置くことで、足先がいれやすくなります。
- 手順に沿って履く ※ズボンエイドの紐を持ってズボンを操作すると、体を前に倒さないでも足先を通せます。
まとめ:姿勢と手順に気をつけることで着替えがしやすくなる
ここまでをまとめます。
- 着替えやすい姿勢は、椅子に座った姿勢
- 着るときは、痛いほうの足からズボンに通す
- 脱ぐときは、痛くないほうの足から脱ぐ
- 体を前に倒しにくいときは、ズボンエイドを
この記事では、足に痛みがあっても着替えがしやすくなるためのコツを解説しました。
「履く手順」を覚えれば「脱ぐ手順」はその逆ということになります。
体を前に倒すことが難しいときは、ズボンエイドという道具を使う手段もあります。
手順を工夫したり、道具を使うことで、「一人でできるようになる」「楽にできるようになる」というのは、充実感や満足感が高まり、生活にハリもでてくるのではないでしょうか。
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