肩が痛くて肩が上がらないから、着替えるのに一苦労。
痛いうえ、時間もかかるし。なにかいい方法ないかしら。
こういった悩みに対して、動作のコツを解説します。
手を上に上げたり、横に上げたり、動かした時に痛みが伴うのは本当につらいですよね。
痛みがあると、少なからず日常生活にも支障が生じてきます。
特に毎日行う着替えに大変さを感じる人が多いのではないでしょうか。
この記事では、肩に痛みがあって「一人では着替えられない」「一人で着替えられるけど時間がかかる」そういった人に向けて、着替えの時のコツをお伝えします。
この記事を読めば、肩に痛みがあっても楽に着替えが出来るようになります。
それでは、さっそくお読みください。
着替えやすい服は、ゆったりサイズで伸縮性のある素材のもの
肩に痛みがあってもなくても着替えやすい服というのは同じ。ぴったりサイズよりゆったりサイズ、伸縮性のないものより伸縮性のあるもの。また、トレーナーやTシャツのような「かぶりシャツ」では、首周りがつまっているものより、首周りにゆとりのあるものの方がオススメ。
肩に痛みがある場合は、痛いほうの腕はあまり動かすことが出来ないため、痛くないほうの腕を中心に動かすことになります。片手で引っ張っる力を使いながら着脱するため、ゆったりサイズ・伸縮性のあるもの・首周りにゆとりのあるものが着替えやすいのです。
着るときは、痛いほうの腕から袖に通す
かぶりシャツ(トレーナーやTシャツなど)
- 痛いほうの腕を袖に通す ※この時、痛くないほうの手で、肩までしっかりたぐり上げましょう
- 痛くないほうの腕を通す
- 最後に頭を通す
はおりシャツ(ボタン付きやファスナー付きなど前開きのもの)
- 痛いほうの腕を袖に通す ※かぶりシャツ同様に、肩までたぐり上げたら、そのまま痛くないほうの手でシャツの襟部分を持ち、首の後ろを通して、痛くないほうの肩までシャツを引っ張りながら持ってきます
- 痛くないほうの腕を通す
脱ぐときは、痛くないほうの腕から脱ぐ
基本的に、脱ぐときは、着るときの手順の反対になります。
かぶりシャツ(トレーナーやTシャツなど)
- 最初に、痛くないほうの手を使って頭を抜く
- 痛くないほうから腕を抜く
- 痛いほうの腕を抜く ※この時、痛くないほうの手で、痛いほうの袖をひっぱりながら行うと良い
はおりシャツ(ボタン付きやファスナー付きなど前開きのもの)
- 痛くないほうから腕を抜く
- 痛いほうの腕を抜く ※かぶりシャツ同様、痛くないほうの手で、痛いほうの袖をひっぱるとすぐ脱げる
はおりシャツより、かぶりシャツのほうが着脱しやすい
ボタン付きの前開きシャツなどの「はおりシャツ」は、トレーナーなどの「かぶりシャツ」に比べて伸縮性に乏しく、ひっぱりにくかったり、着脱のしにくさがあります。
ジャージなどの伸縮性のあるような「はおりシャツ」であっても、素材がツルツルしていることで、着る時に片腕を通して肩までたぐり上げる時に、滑って肩から落ちやすいこともあります。
そういったことから、ゆったりサイズで伸縮性のあるトレーナーやTシャツなどの「かぶりシャツ」のほうが着脱しやすいです。
上述した、ツルツル素材で滑りやすいジャージでも、ファスナーを半分くらいまで事前にしめておいて、「かぶりシャツ」のようにして着ると良いです。
痛みではなく、麻痺のある腕にも同様
この記事ではこれまで、痛みにより着替えが大変ということについて書いてきましたが、麻痺により片腕が動かない・動かしにくいという場合にも、今回の記事の内容は当てはまります。
手順については、「痛いほう=麻痺のあるほう」に変えてみてください。
着替えやすい服についても、基本的には同じです。
まとめ:身につける服と手順に気をつけることで着替えがしやすくなる
ここまでをまとめます。
- 着替えやすい服は、ゆったりサイズで伸縮性のある素材のもの
- 着るときは、痛いほうの腕から袖に通す
- 脱ぐときは、痛くないほうの腕から脱ぐ
- はおりシャツより、かぶりシャツのほうが着脱しやすい
この記事では、肩に痛みがあっても着替えやしやすくなるためのコツを解説しました。
「着る手順」を覚えれば、「脱ぐ手順」はその逆ということになります。
しかし、動作を頭で覚えることは難しいですよね。
体で覚えられるまでは、部屋の目立つところ(普段着替えをする場所の近く)に、手順を簡単に書いた紙を貼ったり、付き添ってくれるご家族がいるなら手順の声掛けをしてもらうのもいいですね。
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